「ソーダ石灰ガラス」や「青板」の名称で呼ばれる比較的安価な窓ガラス用のガラスです。
青板ガラスは主にフロート法で作製されます。これは溶かしたガラス材料を、溶融した金属錫の入った大きなタンク(フロートバス)の上に連続的に投入し、溶けた錫の上面に板状に浮いたガラスをローラーに通して平面ガラスに加工します。
ガラスの厚みは表面張力、重力、ガラスを引張る力の組合せを調整しながら作られるためバラツキも大きくなります。
低温で熔解させるためにアルカリ成分を含ませているため着色があり、カットした断面や製造したガラス端部を見た時、青ぽく見えるため『青板」と呼ばれるようになりました。
600nm付近から透過率が下がるため、カバーガラス・反射鏡以外は、あまり光学素子には用いられません。